メンタルケア心理専門士(R)の受験資格と試験内容について

メンタルケア心理専門士(R)とは

メンタルケア心理専門士(R)は、メンタルケア心理士(R)の最上位資格になり、試験では心理学の理論をさらに細かく体系化した専門的知識についての習得度を審査されます。

相談援助のプロとして、心の健康を維持できるようストレスなどによる様々な問題を事前防止する専門的知識も必要になります。

それには心理療法、心理検査、カウンセリングで必要となる面接技術や様々な業態の関連法規など、幅広い知識が求められます。

メンタルケア心理専門士(R)の受験資格について

2018年度より、メンタルケア心理専門士(R)の資格を取得するには、文部科学省後援こころ検定1級に合格する必要があります。

詳細については、文部科学省後援こころ検定公式ホームページを確認してください。

  1. メンタルケア心理士(R)認定試験合格者
  2. 臨床心理士資格保有者
  3. 心理隣接研究・専攻科修士で、かつ科目の単位修得については下記の心理隣接研究・専攻科修士 受験資格判定基準を満たしている必要があります。

メンタルケア心理専門士の心理隣接研究・専攻科修士受験資格判定基準

メンタルケア心理専門士(R)の試験内容について

出題範囲

学科(50問)
多岐選択式・穴埋め・記述式で出題され、メンタルケア心理士(R)の出題範囲にプラスして下記分野から出題されます。

1.精神医科学緒論
  • 検査学
  • 事例検証
  • 処方せん学
2.看護とカウンセリング
  • コミュニケーション方法
  • 心理アセスメント(調査・査定)
  • 守秘義務等・倫理
  • カウンセリングの準備(視線と椅子の座り方)
  • インテーク面接(初回面接または受理面接)
  • ラポートと共感
3.応用生活心理学
  • 発達課題とストレッサー
  • 家庭内心理学:生活の役割
  • 時間的流れから見た心理:胎児から青年へ
4.カウンセリング技法(心理療法) 5.精神予防政策学
  • 精神予防政策学
  • 社会と人
  • 精神疾患予防に関わる職域
  • 職場における心的環境整備
  • 精神科リハビリテーション概要

実技(15〜30分/1人)
口述試験で学科での課題レポート範囲、ガイドラインにつき出題されます。

合格基準

学科試験
試験
70%以上の正解率が必要です。
課題レポート(A〜Eランク評価)
次のA〜Eランク評価の内、A・B・Cは合格となり、D・Eは不合格となります。
  • Aランク=優
  • Bランク=良
  • Cランク=可
  • Dランク=不可
  • Eランク=不可

Dランク評価となるのは、レポート提出条件はOKだが、課題内容が合格基準を満たしていない場合です。

Eランク評価となるのは、レポート提出条件及び課題内容とも合格基準を満たしていない場合です。

実技試験
次のA〜Eランク評価の内、A・B・Cは合格となり、D・Eは不合格となります。
  • Aランク=優
  • Bランク=良
  • Cランク=可
  • Dランク=不可
  • Eランク=不可

受験料

10,800円

資格登録

資格認定書の発行手続きを受理してから3〜4週間で下記認定証が送付されますが、単品での発行はできず3点で1セットになります。
  • メンタルケア学術学会、 一般財団法人生涯学習開発財団、一般財団法人ヘルスケア産業推進財団認定証書
  • 資格証カード
  • 資格証ピンバッチ

 ※資格登録料:5,600円

合格率・受験者比率

メンタルケア学術学会ホームページでは、平均合格率は36.8%となっています。

また受験者が職業や年齢により、全体から見てどのくらいの比率で受験しているかは次の通りです。
職種別の
受験者比率
比率(%)
医療福祉関係 27%
会社員 22%
パート・アルバイト 16%
主婦 12%
自営業 4%
学生 1%
公務員・教職員 1%
その他 16%
年齢別の
受験者比率
比率(%)
30歳代 40%
20歳代 26%
40歳代 26%
50歳代 6%
10歳代 0%
60歳代 1%

主催団体・問合せ先

〒820-0206
福岡県嘉麻市鴨生55
医療福祉情報実務能力協会・研究業務センター内
メンタルケア学術学会業務センター

◆たのまなヒューマンアカデミーでは、メンタルケア心理専門士の資格講座が開講されていますが、この資格は、現在のストレス社会でニーズが高まっている公的学会認定のメンタルケアのスペシャリスト資格です。

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