解離性同一性障害(多重人格)の症状
解離性同一性障害(多重人格)を発病している人は日本で5千人くらい存在すると言われています。
解離性同一性障害(多重人格)の症状は、外見は一人の人物ですが、時と場合によってまったく異なる個性を持った人格が交互に現れます。
そのときの状況は、本人は覚えていない事がほとんどなので、この状況から多重人格者ともいわれます。
解離性同一性障害(多重人格)の発症原因
解離性同一性障害(多重人格)の発症原因としては、幼児や子供の時に激しい虐待や暴力などを受けると、自分の力では回避できないので、心がひどく苦しみます。
その苦しさから逃れるために、「虐待を受けているのは自分ではない」と現実から自分自身を切り離すように心の自己防衛機能が働きます。
その結果として「虐待を受けている自分を客観的に見つめている自分」というような本来の自分とは異なった別人格が形成されていきます。
解離性同一性障害心が現実逃避することによって精神的に崩壊するのを防いでいるわけです。
この状態が更に悪化すると一人の別人格だけでなく、次々と複数の別人格が交互に表れてきます。
解離性同一性障害(多重人格)の治療
解離性同一性障害(多重人格)の治療は、心理療法や催眠療法があります。
グループカウンセリングや自助グループで、「親の物語や自分の物語」を語る方法もあります。
親はなぜ自分を虐待したのかという謎を徐々に解き明かしていきます。
本当に苦しいと思いますが過去から目をそむけているだけでは改善されません。
この行為を通じてインナーチャイルド(子供時代の内なる心の傷)を癒していきます。