1.メンタルケア心理士(R)認定試験とは
現在はストレス社会とも呼ばれ多くの人が心に何らかの病を抱えていると言われています。
また身体疾患の一因としてもストレスが大きく影響している場合があります。
人が健康で幸せに生活していくには、日々のストレスを解消し心の健康を維持していくことが重要な鍵になります。
メンタルケア心理士(R)認定試験は、医療・福祉・教育・産業・公共分野などの領域で、心に不安や悩みを抱えている方などに対し、心理療法や心理カウンセリング、相談業務を通じて、ストレスを軽減し心の健康を維持・向上させるためのメンタルケアに関する知識と技能を有しているかを審査する認定試験です。
2.メンタルケア心理士(R)認定試験の受験資格について
2018年度より、メンタルケア心理士(R)の資格を取得するには、文部科学省後援こころ検定2級に合格する必要があります。
詳細については、文部科学省後援こころ検定公式ホームページを確認してください。
- 学会指定教育機関が開講するメンタルケア心理士(R)講座の受講修了者
- 認定心理士の資格保有者
- 産業カウンセラーの資格保有者
- 4年制大学又は大学院で心理学又は心理隣接学を修了し卒業した者で、科目の単位修得については下記の学士・修士受験資格判定基準を満たしている必要があります。
3.メンタルケア心理士(R)認定試験の試験内容について
出題範囲
学科(20問)多岐選択式・穴埋め・記述式などの筆記試験問題
1.精神解剖生理学
- 生化学に関する基礎知識
- 解剖生理学に関する基礎知識
- 薬についての基礎知識
- 精神障害に関する基礎知識
- 身体疾患と精神症状に関する基礎知識
- 薬剤に関する基礎知識
- カウンセリングとは
- カウンセリング倫理
- カウンセリング概論
- カウンセリングと医療の関係
- 心理療法基本
文章作成 (総文字数800字程度)
学科出題範囲及びガイドラインの事柄についての記述問題
合格基準
実施回毎の受験者偏差値55以上又は80%の正解率で判定されます。
資格登録料
5,600円資格登録
資格認定書の発行手続きを受理してから3~4週間で下記認定証が送付されますが、単品での発行はできず3点で1セットになります。- メンタルケア学術学会、 一般財団法人生涯学習開発財団、一般財団法人ヘルスケア産業推進財団認定証書
- 資格証カード
- 資格証ピンバッチ
※資格登録料:5,600円
学科または文章作成の受験免除について
学科又は文章作成のどちらか一方が不合格になった場合は、次回受験時に合格した科目のみ受験免除となります。
但し、免除が適用されるのは次回受験時のみ有効で、それ以降については無効となり、免除が適用される受験回の受験科は、4,000円です。
合格率・受験者比率
メンタルケア学術学会ホームページでは、平均合格率は42.7%となっています。
また受験者が職業や年齢により、全体から見てどのくらいの比率で受験しているかは次の通りですが、職種別では、医療福祉関係、年齢別では30歳代の方が多く受験していることが分かります。
職種別の 受験者比率 |
比率(%) |
医療福祉関係 | 23% |
会社員 | 20% |
パート・アルバイト | 16% |
主婦 | 14% |
自営業 | 9% |
学生 | 6% |
公務員・教職員 | 4% |
その他 | 8% |
年齢別の 受験者比率 |
比率(%) |
30歳代 | 42% |
20歳代 | 29% |
40歳代 | 20% |
50歳代 | 6% |
10歳代 | 2% |
60歳代 | 1% |
主催団体・問合せ先
〒820-0206
福岡県嘉麻市鴨生55
医療福祉情報実務能力協会・研究業務センター内
メンタルケア学術学会業務センター