境界性人格障害の特徴と症状

境界性人格障害の特徴としては、まず自分自身を傷つけるような行動をくり返し行ったりします。

手首を切るリストカットなどの自傷行為を何回もくりかえしたり、アルコールや薬にいりびたり依存したり、暴走行為、浪費癖、売春をしたり、過食にはしったり、ギャンブルにのめりこんだりします。

境界性人格障害がひどい場合は、自殺未遂をはかったりというような自己壊滅的な行動をとったりします。

また、感情の移り変わりが激しく精神的な病症で、抑うつ状態や突然怒り出したりなどの症状が現われたりしますので、対人関係が不安定で相手を一面的にとらえ、今までものすごく尊敬してほめていたかと思うと、何かちょっとささいな事があると、一方的に誹謗中傷したり悪口をいったりします。

境界性人格障害者は、相手の評価は0か100かみたいな非常に極端な評価をします。

それでいて、境界性人格障害者本人は他人から見捨てられるのではないかという強い不安感をいつも持っていて寂しさを抱えています。

周囲の人は、このような行動・振る舞いに振り回されて困る事が多くあります。
ですから人間関係のトラブルは大変多く深刻です。

境界性人格障害の原因

境界性人格障害の原因はいろいろあるとされていますが、幼児期の頃の虐待、母親との親子関係に問題があったことや、家族または家族以外からの性的虐待を受けた人も多くいます。

境界性人格障害には女性が全体の8割近くもいます。

特に幼い頃の虐待や親からの愛情を十分受けられずに育つと、幼児期からこころに大きなトラウマを抱えたまま成人になるので、精神的に苦しくなり、境界性人格障害になるとも考えられています。

幼児期の親からの愛情は非常に重要です。

結論的に言うと成人してから、自分のことを愛せるか、愛せないか?ありのままの自分を受け入れられるか、受け入れられないか?この差によって心の病になるかどうかの可能性が大きく変わってきます。

幼児は、親に甘えたり、だっこされたり、心配されたり、ほめられたり、大切にされたりして、親から「どんなことがあってもあなたの味方だよ!」という温かい愛情を感じたとき、「このままの自分で大丈夫、私は人から愛されているんだ。」という良い意味でのうぬぼれや安心感によって健全な心が形成されます。

このことにより成長してからも、特に自分に優れた能力などなくても他人と自分を比較し気にして落ち込んだりせず、自分の性格に自信を持って生きていくことができます。

でも逆に、親からしっかり愛情を受けたり保護を受けたりできずに育てられると、子どもは見捨てられる不安感を潜在的に植えつけられて、その防御反応で、どうしたら親に気に入られるかなど、常に親の機嫌と顔色をうかがいながら行動するようになるため、大人になっても、他人が自分のことをどう思っているかが常に気になり、やたら人に気に入られようと無理をしたり、他人との関わりに距離をおくようになったりします。

ここから精神的に苦しくなり生きづらくなってきます。

境界性人格障害の治療法

境界性人格障害の治療法は、各自の症状がさまざまなので、薬が効くことに対しては薬を用い、またひとりひとりの状況に合わせて各種精神療法・カウンセリング等で対応していきます。

境界性人格障害は完治するまでに期間が長くかかることが多い病気です。

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