ストレスにより心身へ悪影響が及ぶメカニズム

瞑想法は、いろいろなやり方がありますが、ここでは比較的気軽に行いやすい瞑想法を紹介します。

通常私たちは、日々の生活に追われ知らぬ間にストレスにさらされている時があります。

また現実的な問題ばかりに意識がとらわれすぎると、不安や心配、恐れなどのマイナスの固定観念にとらわれてしまい、心が自由に動かなくなり働きがにぶってしまいます。

こういう状態になってくると、精神的に不安定な心の状態から今度はストレスにより肉体に悪影響となって様々な病を引き起こすことになります。

ところが、ストレスが排除できない場合は視床下部からの指示で、副腎の”皮質”から副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が分泌放出されます。

但し、過剰なコルチゾールの分泌は、病気に対する免疫機能を低下させ、風邪を引くと長引く、傷がなおりにくい、生理不順、慢性疲労に陥ったりもし、情動を支配する脳の大脳辺縁系(ここで快、不快を支配する)という部分にも作用し、強い不安感、恐怖感、嫌悪感などの不快な感情を引き起こします。

更に、視床下部からの自律神経の統御機能が低下し、自律神経失調症を引き起こしたりもします。

「病は気から」とよくいわれますが、心と肉体は決して別々のものではありません。

現在の病気に多い高血圧、喘息、アトピー性皮膚炎、胃腸・肝臓などの病気は、その人の心の持ち方・あり方によって影響し、その治癒の程度は大きく変ってきます。

これは、現在のホリスティック医学や心身医学ではよく知られていることです。

では、病気などにならないようにするためには、心の状態をどのようにコントロールすればいいのでしょうか?

瞑想法の目的と基本的な方法

瞑想法の目的の一つとしては、心身を静め心の不安感や緊張感を取り除き、リラックスさせることによりストレスから開放していくことがあげられます。

その意味では、瞑想法は大変有効な手段だと思いますので、次に基本的な瞑想法を説明します。

瞑想法を行う環境と手順

  1. 環境としては、できるだけ静かで、突然人が入ってきたり、電話が鳴ったりしない部屋であることが望ましいです。
  2. 小さな光るものを用意します。たとえば指輪、ガラス玉、時計の文字盤、なければグラスなどに水を入れてその水面を見つめてもOKです。

    もし用意できるならローソクの火が一番ベターです。

  3. イスを用意して深く座り、背筋を真っ直ぐに伸ばし、頭は天井へ引っ張られているような感じで首を伸ばすようにします。

    両手は力を抜いて膝の上へ置きます。

    鼻筋とおへそとが縦に一直線になるように姿勢を正します。

  4. 前方約2メートルくらいのテーブル上に、目の高さより低めの位置に②で用意した光るものを置き、この光を半眼(半分目を閉じる)でじっと見つめます。
  5. 次は呼吸を整えますが、基本は腹式呼吸です。
    1. まず最初に4秒ほどかけて息を吸い込みますが、その時お腹をゴム風船のようにふくらませるようにします。
    2. 息を吸い切ったところで呼吸を止めて8秒ほどこらえますが、息を止めている時に自然界のプラーナが体中に行き渡ります。
    3. それから8秒ほどかけてお腹をへこませながら息を吐き切りますが、吐くときに回数を数えていきます。
    4. 再び4秒ほどかけてお腹をゴム風船のようにふくらませながら息を吸い込みます。
    5. 上記の①~④項を30回繰り返したら息を止めるのと数を数えるのもやめます。

      その後は呼吸を自然に静かに静かにしていきます。

どうですか体がリラックスしてきましたか?

この瞑想の時間は2~3時間の休息に匹敵します。

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