拒食症と過食症の違い

摂食障害には、大きく分けて拒食症過食症があります。

食事制限や絶食を続けるタイプが拒食症むちゃ食いをするタイプが過食症と考えてください。

ダイエットがきっかけで拒食になったり、食事制限の反動などで、むちゃ食いをするようになるタイプが多いのですが、最初から、むちゃ食いで始まる人もいます。

拒食症と過食症は、全く違うように思えますが、やせたい気持ちは共通していることが多いようです。

過食のあとに体重が増えないように吐いたり、下剤を使ったり、翌日は絶食したりすることもあります。

多くの人は、食べすぎて気持ち悪くなって吐くのではなく、気持ちは悪くなくても、指を□につっこんで意図的に吐きます。

摂食障害の人にとっては、一時的な気持ち悪さより、体重が増えないこと、より減らすことのほうが何倍も大事なんです。

過食のあと、嘔吐したり下剤を使うタイプの人は、とにかく食べすぎた分を出そうとして、このような排出行為をしていますから、体重は少ないままです。

逆に排出がなく過食だけで、肥満していくタイプの人もいます。

拒食、あるいは過食だけを続ける人は少数で、症状の経過をたどると、拒食と過食が混ざり合う人が多いようです。

過食症の特徴・症状

食べすぎと過食症は根本的に違い1年に数回、過剰に食べ過ぎたことがある程度なら病的ではありません。

過食症の無茶食いは、もっと頻繁で、食べる量もパンパではありません。

パン1斤とスナック菓子数袋を、コーラの1.5リットルのボトルで流し込んで食べるとか信じられないすごい量を一気に食べたりします。

それに過食する時は、家族や友人と一緒ではなく、ほとんど本人一人だけで、大量の食物を、家族が寝静まった夜中に台所から持ってきたり、コンビニで買いこんだりして、自室で食べます。

過食症の場合、拒食と違って栄養はまあまあ取れるので、体には、あまり悪くないと思いがちですが、嘔吐する時、胃酸が出ます。

胃酸はかなり強い酸性ですし、食べかすで口の中は不潔になるので過食と嘔吐を長年繰り返すと歯がボロボロになる人もいます。

下剤や利尿剤を使えば、水分といっしょにミネラルも出てしまうので、体内のミネラル・バランスが崩れます。

低カリウム血症から不整脈が起こって、突然死することもあり得ますし、消化・代謝・自律神経系にも機能障害が発生します。

もちろん拒食もよくないので、当然ですが栄養状態がとても悪くなり、さまざまな障害が発生します。

中には生理も止まり、脳が委縮する人もいます。

摂食障害で一番危険な状態は、アルコールや薬物の乱用を過食と同時にやってしまうことです。

中には、過食しながらウイスキーを1本全部飲んでしまう人もいます。

アルコール乱用が合併した摂食障害者の4分の1が30歳過ぎで死亡しているようです。

摂食障害による心身の症状

過食症や拒食症などの摂食障害による主な心身の症状には次のようなものがあります。

身体の症状の特徴

部位 過食での症状 拒食での症状
虫歯・歯のエナメル質の浸食
胃腸 胃腸障害
手指先 冷え症、寒がり、体温低下、吐きダコ
脳萎縮、貧血、めまい、失神、低身長
部位 過食・拒食 共通での症状
顔・首 唾液腺の腫れ
便秘
卵巣 生理が止まる・月経異常
心臓 徐脈、不整脈、低カリウム血症などによる心不全・突然死、低血圧
肝臓 肝機能障害、疲れやすい
膵臓 低血糖・昏睡死
むくみ、脱水症状、骨粗鬆症、筋力低下、歩行困難
その他 うぶ毛が濃くなる

心の症状の特徴

過食・拒食 共通での症状
問題行動 精神状態
不眠 抑うつ感
アルコール・薬物などの依存症との合併 イライラ
不登校・ひきこもり 集中力低下
リストカットなど自傷行為 自己嫌悪=低い自己評価
自殺、万引きなどの盗癖 強迫症状(細かいことへの異常なこだわり、同じ行為をやめられないなど)
異性問題
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